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四国 石鎚山系 老ノ川支流 雪瀑谷溯行 初日。

久しぶりに沢泊まり。四国 石鎚山に突き上げる雪瀑谷を溯行。予定では西日本最高峰山頂まで登り初芽成谷を降る予定。
メンバーは隊長、ベンベン、サトシさん、ぼっちの4名。
金曜日の晩門司に集合し門司港ICより高速で熊毛まで移動。柳井港よりフェリーで松山へ渡り再び高速で移動し伊予小松で降りると目指す石鎚山は直ぐそこである。
朝7時過ぎには入渓地点近くの駐車スペースに到着し準備を始める。
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天気は概ね晴れているが気温はあまり高くなく肌寒い・・・陽が高くなって気温が上がる事を期待して出発する。
しばらく林道を歩きズンズン登るが一向にそれらしき所が無い・・・引き換えして分かれ道に入るとちゃんと標識が出ていた・・・
随分タイムロス。おまけに靴擦れ二名発生して応急処置・・・出発したのが8時半だった。
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老ノ川へ入渓して少しゴーロを歩くとくの字型の斜滝が現れる。水量多し・・・水温がそんなに低くないのがせめてもの救い。
ジャブジャブと流れを突っ切る。
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ゴーロも滝の様になっていてかなり濡れながらの溯行。滝は連続して出て来るし中途半端な深さの釜ももれなく付いてくる。
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釜を泳いで取り付く滝は小さいものでもかなりキツイ!ストッパーに鐙でこれを越えると突然谷は明るくなる。
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頭上を覆う新緑の隙間から陽の光が零れ落ちかなり気分が良い。この辺りで二俣となり初芽成谷との分岐になり右の雪瀑谷へ入る。
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気持ちの良い溯行を続けていると冷たい風と共に轟音が響く。10m程の滝は左水線を行き滝頭に出る。
フリクションは良い!思い切って足を運ぶ。
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10m滝を越えるとしばらくゴーロとなり一息つく。しかしこのゴーロが思いのほか急登で殆んどが滝状になっておりいちいち越えるのが面倒になってくる・・・濡れるし・・・
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ゴーロが終わると再び滝で釜を泳がされる・・・濡れたくないので右から廻りこみ15m程を登りきると滝頭。
滝頭からの風景はなかなかの物で迫力がある。
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迫力に感動してから幾分かでまた滝が現れる。美しい直瀑ではあるが・・・直登は無理みたいなので。
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右岸に分け入り巻く。この辺の滝はかなり巻いた。水量のせいもあったが技術的に無理なものもあり巻き巻きです。
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傾斜が緩むとゴルジュ状に浸食された斜滝が幾つも現れる。穴をくぐる様な滝はザックが引っかかるので難しい・・・
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しばらくゴーロを歩くと再び滝が現れて歩きで火照った体も一気に冷める。ジグザグ10m程の滝は右岸岩盤から取り付き落ち口を目指す。
落ち口には手掛かり多いがあまりの水量に腰が引ける・・・上手い事滝頭に這い上がると直ぐに釜のある滝でこれを巻き滝頭に下りると傾斜落ち着きお昼御飯を食べる事にする。
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しばらくはゴーロ歩きと小滝の連続で岩間に挟まったり連続ハイステップで疲れる・・・疲れたところへ斜滝が現れる。
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3m程の斜滝が連続で現れ楽しませてくれる!手掛かりの多いもの、つるっとしたものと色々で変化があってなかなか良い。
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斜滝郡の後は幅広の20m程の滝が白布を広げたかのように落ちている。
段状になっているが棚は狭く落ちれば一気に下まで滑り落ちる事になる・・・
右から左から中央突破とラインは幾つも取れるが中央は気持ち悪い。
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サトシさんは中央突破!手掛かりはあるようだが水飛沫で良く見えず勇気がいる。
上からロープを垂らすが使わずなんとか登り切る!
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10分程平凡な谷を溯ると岩間を流れる二本の白い筋が目に入る。
30m程のこの滝には弱点らしき所は見当たらずしばらく眺めて躊躇せずに巻く。
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恐ろしい大高巻きをして沢へ戻ると傾斜は緩み綺麗な滑床になる。
頭上の新緑や苔の光る様子が美しく心和む。
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和みもつかの間の出来事で直ぐに轟音響かせ直瀑が現れる。これも見るだけにして薮に分け入り高巻きする。
この頃からやたらとブヨがまとわりつき嫌になる・・・
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ブヨの付き纏うゴーロを歩くとしばらくして水が無くなりガレガレになってくる。登山道の交差する場所でこの日の溯行を終える。
丁度良く平らな場所に登山道が横切りタープを張り晩飯の準備に取り掛かるがブヨが・・・
焚き火に火が付くと気にならない程になりのんびりと過ごす。
四国 石鎚山系 老ノ川支流 雪瀑谷溯行 初日。_d0180595_17245076.jpg晩飯担当サトシさんのキムチ鍋が最高に美味い!
油断すると焚き火が小さくなりブヨの襲来となるので火を絶やさない様に気を付けなければならない。
真っ暗になっても宴は続きビール、ワイン、焼酎はすっかり無くなる。
皆疲れてるはずなのに元気です。

初日溯時間 8時間半。

迷走    1時間。

報告    ぼっち。



by heppokosawadoujin | 2011-07-02 08:30 | 沢登り

へっぽこなりに水との戯れを楽しむ基本直登の沢登記録です。
by heppokosawadoujin
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